AIM BlogあいむBlog
超音波検査の品質向上
超音波検査装置を最新機種に更新いたしました。
(日立製作所:ARIETTA 750SE)
----------------------------------------
〜 機器の概要 〜
日立は1960年に世界で初めて超音波診断装置を開発、2014年には50年以上にわたって培ってきた技術と信頼の実績を集約したARIETTAブランドを発表しました。
「ARIETTA 750」はシリーズの最上位機種の最先端の画像処理技術を採用したハイエンドモデルの超音波診断装置で、ヒト医療では病院レベルの施設で使用される機器です。
当院で導入したARIETTA 750は、同750シリーズに搭載可能なすべてのメーカーオプション機能を利用できる希少なフルオプション装備品です。動物医療ではまだ普及していない機能を数多く標準装備しています。
これにより「高画質化」だけではなく「診断補助機能の高性能化」によって、頻度の高い腹部超音波検査はもちろんのこと、診断補助機能を多用する循環器診療での心臓超音波検査、その他あらゆる部位の超音波検査の診断精度が向上いたします。
----------------------------------------
超音波検査装置は体内(臓器)に向けて放射した超音波の音響反射(ソナー)を映像化することで内臓の状態を検査する装置です。
レントゲン検査が「X線放射」による体内の一瞬を切り取る写真画像なのとは対照的に、超音波検査は連続する超音波振動を可視化した「リアルタイム動画」での観察というイメージでお考えいただくとわかりやすいと思います。
近年の「デジタル化」による技術革新が最も目覚ましい分野のひとつであり、ARIETTA750もこうしたテクノロジーの恩恵を最大限に受けています。さらに超音波検査の進歩は装置の「高画質化」にとどまらず、様々な臓器やさまざまな疾患に対する「診断補助機能」や「ネットワーク化」による検査品質の改善にも及んでいます。
超音波検査機器の進歩が提供する、迅速でストレスの少ない検査環境は動物医療におけるさらに高いレベルの超音波検査を可能にしてくれるでしょう。
最新の血球分析装置
全自動血球分析装置を最新機種(日本光電:MEK-6550)に更新いたしました。
----------------------------------------
「血球計算」とは血液の中に含まれる「赤血球」,「白血球」,「血小板」等の血球成分を数える検査です。貧血や白血病やリンパ腫などの「血液がん」などいわゆる血液内科の病気はもちろんのこと、あらゆる病気の診断・治療をする上で、血球検査は欠くことのできない検査です。
こうした血球計算のための検査は医療現場では全自動となって久しく、最近では白血球の細かい種別分類も可能になり、より少ない血液量で短時間で正確な結果を出すことができます。
この機種は白血球4分類(好中球、好酸球、リンパ球、単球)を含む血球計算の21項目に及ぶ検査結果を60秒で迅速に測定することができます。
千葉県船橋市西船1-19-28 朝日ビル1階
無料駐車場14台
駐輪場9台併設
病院前に6台と隣接する8台の駐車スペースがあります
